ドイツの環境対策についての番組がやってた。すかさず録画。
「米倉涼子 ドイツ未来街道を行く」BS朝日クオリティー高い!
この番組によるとドイツでは2020年までに温室効果ガスを1990年比で
40%削減する目標を立て、既に30%近くまでは達成しているとの事。
ビルの壁なんかも太陽電池になってたり、一般の家でも屋根にパネル敷き詰めて
使用量よりも発電量のほうが多い「プラスエネルギーハウス」が実現してたり。
(日本で太陽パネルが元が取れる、と言うのは補助金があるからで、発電量はマイナス)
ビンだけじゃなくペットボトルもリサイクルではなくリユース。(洗って再度使う)
店の機械にボトルを入れるとチケットが出てくるのでレジで換金する。
高層ビルでも窓が開くので(さすがにちょっと隙間開くだけだが)、
吹き抜けとあいまって冷房要らず。
電力は太陽光、風力、暖房は薪ストーブや暖炉。
自転車乗りたかったらアイフォンで町中に乗り捨ててある自転車を探し、
(グーグルマップに出る。)そのまま乗ってよい。
FFのチョコボより便利だ。(有料ではあるけど)
食品も有機無農薬なんかは非常に喜ばれて大変な差別化が出来ている。
そして極めつけはエコを徹底した町を作ったこと。
車は所有できるし、家まで乗り付けられるんだけれど、
駐車場は町のはずれにしか無い。よって街中はほとんど車は通らず、
さらにみんな歩いて移動するから健康にもいい。
どうせビール飲むから車乗れないんで関係なぜ!位のノリで。
子供も安心して遊ばせられる。これがまた絵になるんだ。
ドイツの町並みにドイツのちびっ子。
さすがにこれはそういうモデル地区があるよ!っていう話だろうけれど。
日本の目標は温室効果ガスを1990年比で2020年までに25%削減すること。
不可能だ!と大騒ぎしてるうちに、ドイツはそれをやった。しかもすでに30%。
さらには子供や孫のためだから当然です。と、みんな楽しそうにやってる。
残念なのはこういった取り組みが日本であまり紹介されていないこと。
なんだか大人の事情とか勘ぐりたくなるくらいに。実行されたら困る人いっぱい。
太陽パネル、風力発電、リユース、カーシェアリング、レンタルサイクル。
全部日本でも実用化されてる。けれどちょっと不便だとか、
(長期的に回収できるとしても)費用が掛かる、
と言ってそこで止まっちゃってないか。
薪にいたっては間伐材が売れないからって放置されて森が荒れ放題。
ちょっと町並みもライン川もおしゃれ過ぎて色眼鏡で見ちゃってるかもしれないけど、
あの清らかさ、すがすがしさが羨ましい。
きっと何かと手間は掛かって面倒くさいだろうけど、楽ではないだろうけど、
楽しそうだったのです。ドイツ。
今夜はビールでも飲みながらもう一回見ようかな。