学問のすすめのすすめ

学問のすすめ、ちゃんと最後まで読んだことなかったので青空文庫でダウンロードするも言葉が難しく挫折。(ソフトもないのでルビもキレイに出ない)
先日図書館で現代語訳版を見つけたので改めて借りてみました。
すると何と言うことでしょう。明治初期の本とは思えないほどのビジネス書ではありませんか!最新のビジネス書も真っ青。
最初の、天は人の上に人を作らず…の下りは有名ですが、その後も「今の政治家は…今の国民は…」と、かなり踏み込んだ表現が続きます。
現在に至ってもまったくその通りな展開に、明治から進歩しとらんのか、と愕然とする。
まあよく考えてみれば、ソクラテスも同じことを紀元前から言ってるわけだが…
何だか今いろいろ問題になってることのほとんどは駄目だよと既に書いてある。哲学書にしても論語にしても。
問題は周りの人に聞いても誰も読んだことが無いという事。
(自分もちゃんと読んだの今回初だし)
最近の急減速っぶりに一枚噛んでそうだ。文明は進んでるんだけど文化が無いというかね。

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