専門学校時代から考えると10年以上エンジニアやってます。途中転職したりしてソフトだったりメカだったりしたけど。
そして最近強く思うのは日本のもの作りの力が下がっていると言うこと。
海外と比べてもはや通用しないとか、いろいろ書いてある本も読んだりしたけど、そうは思わない。単純に自分で自分の首をしめて実力が発揮できていないだけだ。
コストだ納期だと、目先の事だけで動いて小手先の対応の繰り返し。元来もっと劇的な成果を発揮できる実力があっただろうに、流行りで海外移転してみたり、根拠も無いコストダウンに走ったり。
そしてトップダウンだからと、誰も納得しないままそれありきで話が進む。
その内疲弊して出来るものも出来なくなる。トラブルがトラブルを呼んでますます儲からない。
コストダウンがいけないと言うのではなくてそのための手法が余りにも幼稚だと言うこと。
上の人間が決めた愚策を現場で失笑しながらも諦めて誰も動かない。
俗に言う2008年問題が拍車をかける。
KKD（勘、経験、度胸）と言われつつも圧倒的だった職人技が失われた。多くの企業が再雇用制度を設けて、この間に技術の伝承を試みるも、結局今まで通りの仕事をさせ、仕舞いにはリーマンショックで全員契約更新せず。
明らかに間違っている。少なくとも私はそう思う。
9年間の職歴の中でSEをしていた期間を除けば、残りの殆どを生産技術者として働いてきた。
会社からセミナーにも行ったし、途中興味が湧いて自分の金と時間も随分注ぎ込んで勉強した。TOC、JIT、セル生産。多少は理解したつもりだが改善するどころがギャップに苦しむだけだった。ここ数ヶ月は特に。諦めている奴、分かってて動かない奴、ハナからそんな事考えてない奴。そんな奴らが多過ぎる。どんなに改善しようとも結局は夜中まで働く人が評価される。
中から変えようと動き回ってきたけど無理だと判断した。
日本のもの作りも終わりかとも思ったけど、やはり自分は好きでエンジニアをやって来たから、何とかしたい。
プロジェクトX的なDNAが日本の強さだと思うから。
今、ある資格を取ろうと下調べしてる。自己流では取れない。さあどうやろうか。
コイツを使って外から変えて行こう。今日そう決意した。