いよいよ鈴鹿山セブンマウンテンアタック6座目、雨乞岳。残る御在所岳には何度も登っているので実際には雨乞岳が最後の1座。
一般的なルートは湯の山温泉から御在所岳裏道でお馴染み国見峠、そして杉峠経由で山頂を目指すルート、そして今回利用した武平峠からクラ谷経由でのルート。武平峠からコクイ谷経由で登るルートもあるのだけれど、現在は廃道扱いでバリエーションルートとなっているので今回はパス。クラ谷経由のルートをピストンで挑むことにした。セブンマウンテンアタック初のピストンだ。
いつものように鈴鹿スカイラインを進み、御在所岳登山口を通過、そのまま進むと武平峠。トンネルの両側に駐車場があり、トンネル西側に雨乞岳、東側に鎌ヶ岳への登山口がある。
しばらくは杉林を進む。なんだか知らないけれど、あちこちに踏み跡やリボンがあり、どこを進んでいいのかわからないけれど、結局繋がっているので気楽に進む。
杉林を抜けるとしばらくアップダウンが続く。この辺り、何ヶ所か崩落しているので足元注意です。
しばらく進むとテントも張れそうな広場に出る。なんだなんだ?とさらに進むとコクイ谷との分岐。左側のクラ谷方面に進む。
とはいえ釈迦ヶ岳や鎌ヶ岳と違い、岩の上を進むというよりはその横の土の道を歩くようなルート。景色は谷、道は尾根。のどか。
リラックスムートで進むと鈴鹿の山恒例の笹登場、続いて七人山との分岐。この分岐を右が雨乞岳。
ここからは笹ヤブの中を真っ直ぐ進む。ようやく坂道が出てきた。
この日はガスっていて、というか雲の中だったんだけど、登って行くあいだは両側の展望は期待できそう。
登り切ると東雨乞岳。360°笹に囲まれ、これまたきっと素晴らしい眺めなんだと思われる。広いので休憩もここまで戻ってからの方がいい。
ここ、数ルートが合流しているんだけど、案内板がなく、地形図でも方角が微妙(笹ヤブなので)なため、ガスっていて雨乞岳が見えていないと違うルートに迷いこみがち。というかほぼ間違えるので注意。東雨乞岳の山頂プレートの裏側に伸びるルートが雨乞岳方面。休憩していたら来る人来る人、ことごとく質問された。地図は持っておこうよ。(持ってても間違えたけど。)
東雨乞岳から一旦下り、登り返すと雨乞岳山頂。こっちは狭い。国見峠やコクイ谷からのルートはここで合流。
あまりスペースもないので東雨乞岳まで戻って休憩。帰りは完全にピストンなので再度クラ谷の渓流を眺めながらのんびり下山。
武平峠以外から登る場合のイメージなのか、なかなか手ごわい山だと思い込んで最後に回したんだけど、おそらく藤原岳についで登りやすい(危険箇所が少ないという意味で。)山でした。それでいて展望はなかなかの物らしく、かつ竜ヶ岳のような笹に覆われた山頂も楽しめるとあって、鈴鹿の山入門に最適化もしれません。