美濃市の大矢田神社の紅葉が見頃だと聞いたので毎年恒例の誕生山から天王山の縦走と共に満喫してきた。朝から晴天でしかも冷え込んだため空が青いし景色もクリア。これは期待できる。長良川清流自転車道から望む誕生山(右側)と天王山(左側)。
天王山の登り口である大矢田神社は紅葉の人気スポット。この季節は駐車場も有料だ。大渋滞をすり抜け神社手前の駐輪スペースに駐輪、登るかと思いきや逆向きに歩き誕生山へ向かう。
誕生山登山口までは30分ほど。JAのライスセンター(穀物乾燥施設)の隣から入山。里山の穏やかな紅葉具合と落ち葉を踏む音が心地よい。
山頂目前に岩場が出現。急登に息が上がるけれど登り切れば山頂は間近だ。
そして一時間弱で山頂。山頂にある反射板は麓からもよく見える(トップの写真にも写っている。見えるだろうか?)。標高500mちょっととこの辺りでは高い山なので、後で麓から見ると登った感が味わえる。
休憩後は天王山を目指す。山頂直前にあった分岐が天王山への縦走路。一気に急降下する上、尖った枝や岩があるので転ばないよう注意が必要だ。
下り切ってしまえば後は尾根伝いのルートで木漏れ日が気持ちいい。一時間ほどで中間地点の鉄塔に到着。お気に入りの昼食スポットだ。
昼食後は引き続き天王山を目指す。だんだん登山道が不鮮明になり藪漕ぎ状態に。尾根道なので迷う心配はないけれど、念のためリボンやテープを探しながら進もう。藪も紅葉していて楽しいが調子に乗って突っ込むとたまに枝が太くて痛い。
天王山直前まで進むと急に賑やかになり始めた。どうやら大矢田神社で紅葉を見た後ついでに登って来た人達のようだ。鉄塔から一時間ほどで山頂。この混雑ぶり。
午後になってもこの景色、今日登った人はラッキーだ。
どんどん登ってくる普段着の人達を励ましつつ下山。みんな口を揃えて「あとどれ位でしょう?」って。言えない。まだ半分・・・
中間地点あたりの名物大もみじ。大き過ぎてフレームに収まらない!
登山口付近はすさまじい混雑ぶりだったけれど熊鈴のおかげでみんな道を譲ってくれる。こういう使い方があったか。そして満を持して大矢田神社着。今までのは何だったのか、というほどの見事な紅葉に驚く。大矢田神社が本気を出した。京都いらず!
全行程4時間強、実行動時間3.5時間程度、紅葉のタイミングと天候に恵まれて秋の里山を満喫した一日だった。この地方には大矢田神社と共に著名な寂光院もあるので、来年は寂光院~鳩吹山縦走で紅葉を満喫したい。今から楽しみだ。