関市に隣接する山県市の伊自良地域は柿が特産品。関市民としては洞戸のキウイを推したいところだけれども、収穫から皮剥き、連柿つくりまでを体験するイベントが開催されたので参加してきた。
会場は伊自良北小学校体育館。伊自良湖まで目と鼻の先だ。小さな子供連れの参加が多く、体育館は大騒ぎ。
まずは会場近くの柿畑で収穫。徒歩数分の距離だけれど雨だったのでバスが出た。
高いところにある柿は伝統的高枝切りバサミで。差し込んでねじる。
枝を引き寄せるフック上の道具と共にガンガン収穫。
あっという間にコンテナがいっぱいに。
会場に帰ると山県市のゆるキャラ、ナッチョルくん登場。柿がなっちょるからナッチョルくん。子供の食いつきっぷりはさすがだ。
収穫した柿のへたを取るなど下準備をしているうちに昼食の時間。獅子鍋と五目御飯。
味噌仕立てだとイノシシも大変おいしい。先日のバーベキューのワイルドな味とは全く別物だ。(あれも美味しかったが。)
昼食後は引き続き連柿作り。皮むき専用道具のカンナを使う。ナッチョルくんの皮をむく写真を撮ろうとしたらちびっ子に怒られた。日本の未来は明るい。
まずヘタの周りの皮を円周状に剥き、その後、縦に剥いていく。
この皮も柿渋を作ったり漬物にしたりと無駄なく活用するとのこと。
3ケ一組で串に刺し、縄で縛る。
地域によると思われるけれど、伊自良ではこの後、硫黄により燻蒸する。干した際に色が黒くなることを防げるようだ。隣の関市では(多分)やらないのが面白い。こんなに近いのに。吊るした後、ビニールシート内で燻蒸する。
小一時間で完成。この後、1~3週間干して完成。お土産用に1セット作って持ち帰る。
帰宅後、意外と干すのに適した場所がなくて右往左往。明日雨がやんだらベランダに干してみよう。
ということで、雨にもかかわらず自然を満喫した大満足の一日。舟伏山や神崎川に続いてのイベント参加だったのだけれども、こういった活動が活発でうらやましい。大人でもとても楽しいイベントだったし、小さいころに収穫や刃物を使った作業を経験できるのは素晴らしいと思う。観光だけで考えても山県市と関の板取地区では関広見ICから同じような距離だと思う。山や渓流といった自然を売りにする地域同士、こういうところで差がつくんだろうなぁ。