ようやく里山に気楽に登れる季節がやってきた。水が尽きたらアウト!の真夏の登山に疲れた心を癒しに行きましょう。天気も良いし気温が下がって空も青いので今日は景色を楽しみたい。この辺りで景色が良いといえば各務原の権現山なので早速出撃。
登り始めると最近の朝晩の冷え込みのせいだろうか、既に葉っぱの色が変わり始めている。登山道両側の草も少々ボリュームダウンして歩きやすい。真夏とは比べ物にならないペースでどんどん進み、名物の頂上直下の登り。急登な上に段差が大きくて刺激的だ。なぜ真っ直ぐなのか?と毎回思わずにはいられない。
人気の山なので登山者以外にも家族連れやメタボお父さんなどがいっぱい居るのを何とか追い抜きつつ、山頂着。岐阜側の山岳地帯はここで終了、後は濃尾平野が広がるのみだ。
この山は以前山火事で相当な被害を受けており、登山道沿いも未だに地面は焦げ、燃えて立ち枯れた木が残されている。山頂から更に関市方面の山々への縦走路があり、少し進むとブナ林のように枯れた木だらけの地帯がある。山頂の火気厳禁の看板の真ん前で煙草吸いながらラーメン作っていたパーティーに見せてやりたい。
登っている時はさすがに暑かったけれど、山頂は風も爽やかで気持ちが良い。前回のゲリラ豪雨にやられた迫間登山を除くとずいぶん久しぶりの気持の良い山歩きだった。これから紅葉の季節を経て冬は里山が楽しい。いよいよシーズン開幕だ。
※超ローカル情報。桐谷坂を自転車で越える場合、関→各務原方向は傾斜のせいかゴミが多くパンク多発。下りは車との距離も近く危険かも。芥見方面から迂回するほうがおすすめだ。各務原→関方向は比較的安心して走れる。