MTBメンテナンス-BB交換

以前から気になっていた愛車の異音。最近急激に酷くなってしまった。ペダルを漕いだ時にギシギシいっていて、漕ぐのをやめると止まる。これはボトムブラケットだ。

この自転車のBBはカップアンドコーンという方式なんだけど、分解・清掃しても直らないし、ベアリングの玉が噛んだ痕もあるので交換することにした。せっかくなので現在主流となっているカードリッジ式BBを選んだ。ユニットの直径は規格で決まっているようで、BB本体の幅とクランク取り付け部の幅を選ぶ必要が有るようだ。本体の幅はルック車風情は68mmでほぼ間違いないらしい。クランクの幅は実測したところ120mm弱(簡易ノギスなので曖昧)。カタログと比較すると117.5mmが一番近いようだ。クランク内側のクリアランスに余裕があるのでこれで問題無いだろう。自動車だったら数万円しそうな外観にもかかわらず1,000円ちょっと。自転車部品の安さはたまに不安になる程だ。

カップアンドコーン式
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カードリッジ式(SHIMANO BB-UN26 )
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取り付けは交換するだけだから問題ない。ただし、カップアンドコーン式は左ワン側は引っ掛けスパナ、右ワン側は36mmスパナで着脱、カードリッジ式は専用工具TL-UN74-Sが必要。(カップアンドコーンの右ワンは複数のパターンがあるので注意)
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BBの幅が違うのでチェーンラインがずれる。ギアの調整が必要になるのだけれど、元のチェーンラインを測っておき、それに合わせて調整しようとしたら、そういう調整はできずひたすら閉め込むしかなかった。ちなみにこの交換でクランクの固定がナットからボルトに変わる。別売りで付属じゃない場合が多いので注意。ちなみにこのBBの場合(多分他もいっしょ?)、M8の細目(1.0mmピッチ)だったので市販ボルトを流用した。
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早速試走すると異音も消えて実に快適。チェーンラインのズレが気になったけれど、無調整で平気だった。大差はないものの回転も軽いような気もしないでもない。シールされていてメンテフリーだし、これでまた当分はガンガン乗り回せそうだ。

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