骨髄バンクドナー登録について

先日献血してきたことを書いたけれど、本当の目的は骨髄バンクのドナー登録だ。Facebookやらなにやらをゴニョゴニョしていたら高校の同級生が困っている事を知ったのがきっかけだ。ただし調べてみたら献血と違って骨髄バンクに関してはドナー側もリスクが大きいと思った。気軽に登録して欲しいとは言えないけれど、是非どういうものかだけでも知って欲しい。

ドナー側の詳細は日本骨髄バンクのホームページで詳しく学べる。登録は採血だけだ。ホームページやリーフレットで解説や注意点を学んだ後、申込書に記入して献血ルームや献血バスに持って行く。日時は限られるが保健所や市役所でも受け付けていることが多い。採血後、ドナーカードを受け取って完了。たったこれだけだ。

問題はいざ骨髄が適合してドナー候補となった場合。事前に自己輸血のための採血を行ったり、家族同席で同意確認も必要だ。骨髄採取には3泊4日の入院が必要で、ドナーは全身麻酔後骨髄を採取する。退院後はすぐ日常復帰できるものの、数日から数週間は何かと影響がある場合がある。患者さんにとっても放射線で自分の造血細胞を破壊したと大変な負担がある。

登録後、最終的にドナーとなる確率は2.4%、これが多いと思うか少ないと思うか。また、現在の患者さんが骨髄移植できる確率は通算で37%だそうだ。21世紀のこの時代に37%なんて納得がいかない。全患者さんじゃなくて希望者の37%だよ?

ドナー登録しようぜ!と気軽に言って良いものなのかどうか正直迷ったけれど、今回自分で調べるまでこういう事は知らなかった。無理に移植をすすめるのではなく、あくまで選択肢を増やすためにも、是非多くの人にしっかりと考えて欲しいと思った。(もう少し詳しくHPにまとめました。興味があればご参照下さい。

ドナーカード。とても重い。   
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