自転車のハンドルの端に取り付けるバーエンドバーというパーツがある。ストレートハンドルだと、手の甲を上にした角度でハンドルを握ることになるのだけれど、この角度って骨格的に疲れるらしいのだ。そこでこのパーツを取り付けることでロードバイクのような角度でハンドルを握ることが出来る上、走行中にハンドルの持ち方を色々変えることが出来る、前傾姿勢になるので空気抵抗が減る、ストレートハンドルより腕力で体を引きつけやすく、脚力を補うことが出来る、など様々なメリットがある。当然、バーエンドバーを握っている間はブレーキもシフトチェンジも出来ないので市街地では使っちゃ駄目。
先日急に思い立ってあじさいロードまで走ることになったので急遽取り付けた。まずは現状のグリップをずらして取り付けスペースを確保する。
ブレーキは六角穴ボルト、グリップシフトはプラスネジで固定されていた。
グリップは長めだったらカットして使うのだけれど、現状で手のひらサイズなのでそのまま使う。サイドまで一体成型品なので横の部分のみカットした。
大抵の場合グリップはしっかり密着していて動かないのでグリップとハンドルの間に潤滑油代わりの水かパーツクリーナーを注入しグリップを移動させる。
バーエンドバーはそれなりに力が掛かるので、説明書に書かれているトルクを守りしっかり固定する。
早速乗ってみたのだけれど、加速時や坂道で握ると確かに力が入って効果的だ。長距離走ってつかれた時も、グリップとバーエンドバーを交互に握ることで姿勢を変えることが出来、随分楽だ。ブレーキが使えないので注意が必要だけど、サイクリングロードや郊外の道ではもうこれ無しでは走れないかも。