4~5日は美濃市で長良川アウトドアフェスティバル2012が開催。美濃橋付近の河原とうだつの上がる町並みで様々なイベントが行われた。登山続きだったので、積極的休養などと言い訳して4日の「美濃市町並み歴史ウオーキング」に参加してきた。メイン会場の河原では既にイベント開催中。バーベキューとカヤック、鮎のつかみ取りともはやフルコースだ。美濃橋は現存する最古の近代吊橋であり重要文化財。一度に渡れる定員20名というスリル。
以前はこういったイベントは駐車場不足に悩んだものだけれど、例によって自転車なので関係ない。うだつの町並みに乗り付ける。受付後、ボランティアガイドの方に案内してもらいながら、うだつの事やそれぞれの建造物について説明を受ける。
小坂家住宅。江戸から続く作り酒屋で屋根全体が丸く反った「むくり屋根」が特徴。積雪対策説が有力のようだ。国重要文化財。
ずらっとうだつが並んでいる。このうだつが「うだつが上がらない」の語源だ。
うだつは防火が主目的なので、本来は家と家の間に一つあればいい。パッと見、どちらがうだつの上がった家か分からないし。
しかしやはりお隣さんがうだつを上げると、我が家も!となるようで、複数のうだつが上がるという大変景気の良い状態に。
町全体が国選定重要伝統的建造物群保存地区なので、それはそれで大変そうだ。
エアコンの室外機も完璧にカモフラージュ。
そもそもこのエリアは小倉城の城下町。防御のための工夫もされている。武者隠し。(身を隠して敵を待ち伏せするため、建物がクランク状になっている。)
普段なかなか行かない長良川側の住宅地は、昔は川の港だった。船着場や灯台が史跡となっている。秋は紅葉の穴場だそうだ。
順次美濃の町並みを巡り、小倉城跡の小倉公園で解散。せっかくなので身近過ぎて入ったことなかった旧今井家住宅(資料館)を見学したり、以前から気になってたうだつコロッケを食べたりとブラブラ散策。メイン会場は河原なので町並み側では特にイベントがあるわけでもないのだけれど、さすがの雰囲気に大満足だった。
近くの道路拡張工事も終わって歩道が整備されたので、うだつのあがる町並み~長良川~道の駅「美濃にかわ茶屋」といった超上級観光スポットでランニングなどいかがだろうか。