毎年恒例の御在所岳。数年前の土砂崩れで利用できなくなっていた裏道ルートも公式に通行可能になったので(去年からか?)今回は中道から登り、裏道から下山というルート。
前日からニュースになるほどの大雨で心配したけれど、朝には雨も止み、土砂災害注意報も解除されたので予定通り出発。鈴鹿スカイラインも通行できるようになって土砂崩れの修復は随分進んでいるようだ。朝8時に中道から登る。たっぷり降った雨が川のように登山道を流れているけど、御在所岳は花崗岩が主なので濁らず透明なので苦にならない。おばれ岩と地蔵岩、キレット、鎖場と順に高度を上げて行く。
80分程で山頂公園着後、なんとなくロープウェイの駅などに寄り道したり、もう何度も来てるのに間違えてスキー場側に入ってしまったりしつつ山頂へ。御嶽大権現や長者池を巡りつつ、山頂で昼食。
下山は裏道から。初めて御在所岳に登った時にも下山は裏道だった、思い出深いルート。土砂崩れで通れなくなって寂しかったので、通行可能になって嬉しい。大きな岩を乗り越えながら下山していくと崩落現場に出る。東側に迂回ルートが作られていた。
迂回路と沢沿いを抜けると藤内小屋。ここもかなりの被害だったようだけれど、ボランティアの方々の努力も相まって復旧が進んでいるようだ。
小屋を越え、鉄橋が続く区間を抜けると林道に出る。湯の山温泉方面へは林道を利用したほうが早いようだけど折角なのでこのまま登山道を進む。この先は多少険しいけれど、そのまま進むと蒼滝経由でロープウエイの駅まで行くことが出来る。蒼滝も展望デッキが破損していたり、対岸の小屋への橋もなくなっていたりと土砂崩れの被害を受けていた。
蒼滝付近から東海自然歩道を利用して湯の山温泉方面へ戻り、しばらく舗装路を歩けば駐車場到着。登り2時間、下り3時間で岩場有り、鎖場有り、沢有り、鳥のさえずりいっぱい、山頂エリアにはレストランや自販機、トイレ完備、非常時にはロープウエイで下山可、と至れり尽くせりのおすすめコースだった。梅雨に入るとヒルがやってくる模様なので今のうちか秋に登るのがいいかもしれない。
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