4月1日なのでエベレストに登った

朝起きたら天気が良かったのでエベレストに向かって出発。ついにこの日が来たか。最初は自転車で世界一周しようとしたが風が強かったので止めた。

エベレストに行くにはカトマンズから小型機でエベレスト街道の玄関口、ルクラに飛ぶ。困難な道中、万が一のことがあってはいけない。友人のカカミガハラ・トショカンに借りた本を返しに寄り道した。すると現地の祭りが開催されているではないか。
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村の広場ではカラフルな衣装に身を包んだ若者たちが呪文を唱えながら踊っている。カッカミガハラ・カッカミガハラ・キームチッ、と聞こえるが神聖な言葉なのであろう。これはプジャといって安全を祈願した儀式である。
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続いてエベレスト街道最大の村、ナムチェバザールへ。凄まじい熱気だ。ベースキャンプでの滞在に備え食材や機材を仕入れておく。
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そしてついにベースキャンプ。各国のエキスパートが様々なテントを展開している。
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体制を整えてからアタック開始。アイスフォールを越える。クレバスに気を付けねばならない。ロープで安全を確保し、上から覗き込むと遥か下の方は雪解け水の激流になっている。
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高度順化と荷揚げを繰り返しつつ、高度を上げていく。6,450m地点、ローツェフェースにABC(Advance Base Camp)を設置、最終アタックに備える。
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8,000mを越え、サウスコルに上がる。かつてスペイン隊が「死の匂いがする」と撤退した場所だ。酸素濃度は地上の1/3、デスゾーンを進むと、突如絶壁が現れた。
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ヒラリーステップである。今でこそシェルパによってハシゴやロープが設置されてはいるが、ヒラリーとテンジンは如何にして登ったのか。頂上に見える模様は、現地の言葉でhyakunenkouennを表す言葉らしい。意味までは分からなかった。

そしてついに登頂を果たす。周りには遮るものなどあろうはずもなく、ここがサガルマータ(世界の頂上)であることを実感する。
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下山はロープ頼りで下る。懸垂下降の連続だ。(本当にやったのに写真が撮れていない)無事ベースキャンプに到着。桜に似た木に花が咲いており賑わっていた。さあ日本へ帰るとしよう。

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