追悼の日

今日は流石に震災関連の特集ばかりだ。追悼式の映像を見つつ14時46分に黙祷。

節目としてはいいけれど、多くの方は14時46分に亡くなったわけではないことは忘れてはいけないと思った。30分後、1時間後にすっかりリラックスしてテレビを見てしまったけれど、一年前のその時こそ、何が起こっていたか忘れてはいけない。

そんな中、瓦礫の処理が進まない事で憤りを感じている現地の方のインタビュー。全国的にほとんどの自治体が受け入れを拒んでいるのは悲しい事だ。問題は、なぜ駄目なのか、ということがあまり議論されていないこと。個人的には放射線量とかのレベル的にも別に問題ないのでは、と思っているけれど(知らないだけかもしれないが)、テレビや新聞では「危険性を危惧した住民の反対で」と報道されている。なんか怖いから駄目だ、と言う声に対して、しっかり向き合ってこれこれこういう理由で大丈夫です、とか、たしかにそれは危険ですね、断りましょう、と膝を付き合わせて議論したのか。ほんとうに危険ならそれを報道するべきだし。責任問題になるのが嫌で、匿名の電話一本でもあったら断らざるを得ない、みたいなことになっていないか?

先日サイエンスゼロ見てたら、放射線の遮蔽というのは比較的進んでいて、現実的な厚さのコンクリートで固めて封じ込められるようだ。土被せるだけでも。そしてセシウムは固定されやすい性質があるそうで、つまり何かに付着すると取れない。だから除染に苦戦してるんだけれど、裏をかえせば土に付着したセシウムが、雨に溶けて地下水に流入するリスクは低いとのこと。実際、昨年夏と今年で畑を測定しても、表面でしか検出されなかったと番組では言っていた。

流出しにくくて、さらに遮蔽できるなら、埋め立てたり整地に使って公園やら海岸線の整備に使えないのか。よくある臨海公園とか海釣り公園のような。放射線はリアルタイムでモニタリングすればいいし、住むわけじゃないからそこまで神経質にならなくていいだろう。固定されてイオン化しないのだったら(本当にしないのだったら)、万が一遮蔽のコンクリートが破損しても海に流出もしないだろう。他地域での受け入れと、瓦礫の積極利用で一気に処理を進めて欲しいけれど、匿名の反対電話一本で却下なんだろうな~。

Leave a Comment