実家では大晦日にいわしを食べることになっている。実家周辺ではあまり聞かないので毎年驚かれる。大晦日は蕎麦でしょ?って。いや、蕎麦は蕎麦で食べるんだが。
なぜか今頃思い立って調べてみたら一応そういう風習は全国的にあるにはあるようだけれど、どちらかと言えば主に西日本の節分の習慣のようだ(大晦日の所も多いけど)。
そしてなぜそれが大晦日なのか?どうやら旧暦に関係するらしい。旧暦(太陰暦)の元日は立春前後の新月の日。(立春は太陽の動きから決めるので年々ズレてくるので潤月を加えて補正してた)それが太陽暦に変わった時に、立春と元日が大きくズレた。このずれが「暦上は春ですが・・・」みたいな表現につながるんだけれど、その際に旧暦の節分である(に近かった、のほうが正確か?)大晦日にいわしの習慣が残った模様。多分大晦日に豆まく地方もあるんじゃないかな。
気軽に調べたらすげー奥深いでやんの。インターネットの解説もみんなバラバラだし。数カ所を見比べて自分なりに解釈したけれど、こういう郷土の風習って面白いね。代々語り継がれてるもんだから地方によって全然違うし、みんな当たり前過ぎて理由とか知らなかったりする。数少ないインターネットで調べられないことの一つだ。ちなみにいわしを食べる(または飾る)理由は節分に鬼の好きないわしの頭を玄関に吊るしておびき寄せ、豆ブツケて倒すためだとか、いや、いわしの臭いで邪気を払うためだ、とか諸説ある。しかも理由が正反対!
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