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雨水貯水タンク

グリーンカーテンを作って以来、つい観葉植物とか買ってしまう。しかし二階のベランダで育てているので水やりも大変だ。ゴーヤと観葉植物で1回8L程度必要。ゴーヤにいたっては1日2回だし。なんとなく水道水を使うのももったいないので雨水を貯水するタンクを作った。

基本的には屋根からの雨水を雨樋部分で回収する仕組みで市販もされているが、簡単な仕組みのため自作することにした。設置予定の雨樋につながる屋根が目測で6m×4m、降水量が仮に2mm/hだとすると、24m2×2mmで48L/hの雨が回収できる。当然すべての雨が雨樋に入るわけではないので実際にはその6~8割だろうか?スペースの関係で45Lのポリタンクに貯水するので2時間もあれば満タンだ。

材料は塩ビパイプ。雨樋の部材のほうが外観が良いが値段が数倍する。塩ビ部材は1ヶ100円程度。全部でも500円もあれば十分。
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この部分に設置する。水圧がかかるので固定部分の強度に注意して取り付ける。
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分岐部分にホースを接続しタンクに繋ぐ。なお降り始めの雨、初期雨水は大気中の汚れを含み泥水のような場合が多いので、気になる場合は初期雨水をカットする装置を使用する。
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仕組みは単純で、下部のコレクター部分(今回は5L)に初期雨水を貯め、溢れた部分のみをメインのタンクに送るようになっている。下部に小さな穴を開けておけば自動的に排水も出来る。(ポタポタ垂れるくらいが良い)

ホースをメインのタンクに接続、溢れた分は雨樋に戻すようこちらもホースを接続する。
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夕立のような土砂降り時は水道の水圧より勢い良く吹き出すのでしっかり固定する。今回の構成では2時間くらいの降雨で満タンになった。
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もっと大きな屋根に接続し、数百リットルのタンクが使用出来れば、非常時やトイレの排水等にも園芸以外にも利用できそうだ。

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