女子高生が空を見上げたら月が二個あった話

1月からずっと図書館で予約してたもしドラと1Q84 BOOK3が、

数日の間に次々と貸し出し可能に。

待ってましたとばかりに一気に読みふける。

もしドラは思った以上にドラッカーのマネジメントの引用などが多く、

入門書代わりになるくらいだった。

マネジメントは随分前に読んだきりなので改めて読もうかな・・・

ただ、売れた割には「マネジメント」の部分が浸透していない気がする。

小説として読んで「野球部よくやった!」止まりの人が多いんだろうか?

そして1Q84。こっちはBOOK2まで読んだっきり順番が回ってこなくて

あやうく買ってしまいそうになってた作品。

2人の主人公のそれぞれの立場から交互に物語が進む。

最初はまったく別々だったのか徐々に交差し始め・・・

と言う展開で、スリリングかつスピーディー。この章読んだら寝ようと思うも、

青豆駄目だって!天吾危ない!タマル今電話してどうする!牛河うざい!

と、寝不足一直線。

そして青豆とタマルのプロらしい会話や、時々飛び出す名言が絶品。

説明されないとわからないのであれば、説明されてもわからないのだ、とか、

世の中の人間の大半は、自分の頭でものを考えることなんて出来ない、とか。

理解しきれないところもあって、何回か出てきた空気さなぎのどれがどれなのかとか、

そもそも登場人物に対応してるのかとか、結局ふかえりはなんだったのかとか。

パシバなのかレシバなのか。(特に父親のくだり。あの空気さなぎと「猫の町」の辺)

いつも本を読み終わったときは達成感というかすっきりする方なのだけど

珍しく(初めて?)、残り数ページで名残惜しくてしょうがなかった。

最後のページが右半分なんだ。めくった瞬間左半分が真っ白で寂しくてね・・・

改めて読み返したい一冊。いや三冊か。手元に置いておきたい。買うかな。

Leave a Comment