今シーズン(とっくに終わっている気がするけれど)の締めくくりは、ぎふ清流ハーフマラソン。超地元だし、今まで参加したレースの中では圧倒的に規模も大きいのでとにかく楽しみ。
ハーフだけれどもエントリーは前日。会場のメモリアルセンターではエントリー+参加賞のTシャツ配布だけでなくマラソンEXPOが開催されており、すでにお祭り騒ぎ。なにせこの景色。金華山+岐阜城+岡本太郎の何か。
芝生広場では大会会長の高橋尚子、ゲストのキャサリン・ヌデレバ、野口みずきという金メダリスト揃い踏みのトークショー&ランニング教室に思わず芝生の上に正座して聞き入る。この日も素晴らしい晴天ぶりで全員強烈な日差しにさらされるも、このメンバーを前にして帰るわけにもいかず、すでに顔が真っ赤になる。走る前からヒリヒリ。
大幅に時間を延長してようやくトークショーが終わると今度はサンプラザ中野くん登場。みんなもう顔真っ赤だけれどこれは帰るわけにはいかない。Runnerと今回初披露の大会テーマソングを熱唱。日頃から運動をしてポジティブなランナーたちは踊り狂い、そして熱唱。いかん、本番前にヘトヘトだ。
そして本番当日。これでもかと晴れ渡った岐阜の空に一抹の不安を抱きつつも会場入り。岐阜県庁の臨時駐車場からシャトルバスで向かうのだけれども、駐車場の時点でボランティアの人達が熱烈歓迎。いってらっしゃい!頑張って!の大歓声に、なんならここから走ってやろうかとテンションが上がる。
そして昨日は入れなかった陸上競技場。朝日に照らされた岐阜城が見下ろすこのトラックからスタートするかと思うともうじっとしていられない。
ゼッケンを装備し、Qちゃん御用達のスーパーバームでドーピング。
そしていよいよスタート進行。Qちゃんは相変わらずのハイテンションだし市長やらスポンサーの社長やらもいちいち話が上手いしヘリはバンバン飛んでるしでもう熱気がすごい。エンジン空ぶかしする音が聞こえてきそうだ。
そして9時5分、いよいよスタート。参加者は1万人オーバーなのでしばらくは行進だけど。今回はEブロックからのスタートだったのだけれども、スタートラインまではちょうど5分だった。その間もスタンドからの声援がすごくて関係ないのに手を振ってみたりともうノリノリ。
スタート後は自己申告タイム順のスタートの割に前からドンドン遅れだすランナーが下がってきて進めず、あっさりペースメーカーに振り切られる。これはこっちの技術不足もあるね。抜き方を練習せねば。
岐阜駅に向かう途中で先頭のエリートランナー達とすれ違う。自分も走っているので速すぎて誰が誰だか分からないけれど、それにしても速かった!
その後は柳ヶ瀬商店街付近の応援団や太鼓、チアリーダーなどに励まされながら、川原町、長良川鵜飼の屋形船、長良川堤防、千鳥橋と続く。この辺りは学生時代から数えきれないほど通っているので、そのど真ん中を走るのは気持ちよすぎる。オフィシャル、セルフ問わずエイドもいっぱい。晴天でとても暑かったけれど給水には事欠かないし、長良ういろ(名古屋だけじゃないんだぜ!)、3万5千粒のイチゴ、バナナに黒糖、梅干しとドンドン振る舞ってくれるので、まさかの満腹。走ったのに満腹。しあわせ。あと途中でシャワーで水撒いてたおじさんは神。
千鳥橋で折り返し、再度堤防→長良川プロムナード→高橋尚子ロード(の隣の堤防道路)と岐阜が誇る観光地を走り抜ける。この辺りはもう応援の人達が途切れること無くぎっしり。ちょっと振り向けば金華山 on 長良川。もうテンションMAXで求められてもいないのにこちらからハイタッチ。こちらが手を上げると応援の皆さんも一斉にハイタッチ返ししてくれるので気持ちよすぎる。
ゴール後にアチコチで「岐阜の応援の人はすごい!」って声が聞こえてましたよ!そのまま大歓声の中を走っていたらうっかり20km地点を過ぎていた。楽しすぎてペースも何もあったものではない。
そしてゴールのメモリアルセンターでは野口みずきさんがお出迎え。と思いきやその後ろにキャサリン。と思いきやその後ろにQちゃん。金メダリスト3連ハイタッチに鼻血出そうになりながらそのままゴール。心臓に悪いから事前に言っといて!
その後もQちゃんが煽りに煽る閉会式で大盛り上がり、さらにサンプラザ中野くんとパッパラー河合氏のライブ、再び例の3人のトークショーと休む間もないてんこ盛りに帰宅後の記憶が無い。
良いよ良いよとは聞いていたけれど、確かに今まで出場したレースの中では圧倒的な盛り上がり。レース出場者以外もお祭り気分で駆けつけたら2日間遊べるだろうし。なによりボランティアの人達の歓迎ムードが伝わってきて嬉しかった。なにせエントリー時の書類やらパンフレットの中に手書きの応援メッセージとか入ってるんですよ。これ。泣くわ。
このメッセージを書いてくれた子が見てるかもしれないと思うと無様なさまは見せられないので、来年に向けて練習に励みましょうかね。