一年ちょっと前の冬に雪でルートを見失い2回も撤退した蕪山。リベンジを果たすべく無雪期に3回目のアタック。今回は東海地方のお山のフリーペーパー「PO!」の発行人さん達とご一緒という無敵の布陣だ。
3回目につき慣れたもの、板取21世紀の森公園が登山口だ。この辺りの山は植林してあるのでまだら模様になっている。登山道沿いに右側と左側で全く景色が違ったりして面白い。（正面の山は蕪山ではない） 
トイレと身支度を整えて出発。まずは名物の株杉を見ながら杉植林の中を進む。 
1時間ほどで植林部分を抜け、沢を渡ると景色が一変する。明るい色の若葉に風通しの良さもあって足取りが軽くなる。 
つづら折れを進んで行くと、何やら青っぽい蛇とマムシがいた。ベア・グリルスの見過ぎで既に恐怖よりも食材として認識してしまうのだが何とか思いとどまり先を急ぐ。途中で別ルートの野鳥の森との分岐を越え、かなりの急登を登ると963mの小ピーク。この辺りからは山頂も見えているので急登にも足取りは軽い。最後に奥牧谷ルートとの分岐を越えると1,068mの山頂だ。合計2時間30分程度だ。 
山頂からは360度の展望が素晴らしい。この景色を見た瞬間に、冬の空気の澄んだ積雪期に再度登る事を決める。 
山頂ではまさかの焼肉。普段、「山では結局何食べても美味いからラーメン」が定番だけれども、ちょっと考えを改めねば、というほど美味しかったです。ごちそうさまでした。 
下山は野鳥の森ルートで。ひたすらつづら折れを下る単調なコースだけれど、その分早い。90分程で下山。全体的に歩きやすくて道も分かりやすく、難所も少ない上に山頂の展望は素晴らしい。夏山に向けてのトレーニングに最適だ。今回正確にルートも記録できたし、来冬は積雪状態でのリベンジに挑戦したい。
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